こんにちは!しろくろねこです。
公務員保育士に異動があることは理解していても、実際にどのように異動先が決まり、配属されていくか、その実体験を知る機会は多くはないのではないでしょうか。
また、公務員保育士になったばかりに「無理な異動」を強いられるのではないかと不安を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
今回は私自身が経験した公務員保育士としての「人事異動」について詳しくお伝えしたいと思います。
公務員保育士の異動は「命令」ではありますが、必ずしも「職員の意思や事情は全く無視」されるものでもありません。
この記事を読むと、その温度感が少しご理解いただけるのではないでしょうか。
「異動」を過度に恐れることなく、ぜひ公務員保育士を目指していただけたら幸いです。
なお、私の勤める自治体は、採用から退職まで「ずっと保育園にのみ異動」の場合が圧倒的に多いです。なので、私の異動歴は少し特殊かもしれない点を申し添えます。
最初の配属先は、市立A保育園
大学を卒業し、わけも分からず飛び込んだ保育の世界。
最初に配属となったのはA保育園でした。
子どもとどう接するかも分からず、安全に対する配慮も何もできず、「なぜほかの先生方は何人もの子どもをいっぺんに見られるのか」も全然理解できなかった1年目。
毎日指導を受けていた日々がこの↓
新人のころ書いていた日記に赤裸々に書かれていました(そのころの話はまた別記事で書きたいと思います)。
…そんな未熟者だった私ですが、なんと新卒1年目にして結婚、妊娠をします。
2年目には産休~育休に入るのでした…。
復帰したのは、子どもを産んで1年後、3年目の11月。
この頃は子どもを保育園に預けつつ、ほぼ新人保育士として勤務する激動の日々でした。
4年目の4月に異動となり、B保育園に配属となります。
2番目の配属先、市立B保育園
次に配属となったのは、自宅から目と鼻の先にあった市立B保育園でした。
この激近園に異動となったのは、「ほぼ新人」にして子育てが始まった私への「組織の親心」なのかもしれません…。
ただ、ここの園に在籍したのはわずか2年でした。
自分の子どもがこの保育園に転園することになったんです…。
自分の子どもが在籍する園では勤められないというルールがあるため、保育士6年目からまた新たな園に配属となりました。
3番目の配属先、市立C保育園
3番目の配属先は、市内でもわりと大型の、家からもそう遠くない、市立C保育園でした。
子育てをしながら保育士をするのは大変でしたが、やっと1人の保育士として機能できている感覚が芽生えたのがこの頃です。
この園に所属している間に2人目の子を儲け、育休を3年取得したこともあり、在籍年数は9年間でした。
この頃から、「保育園もいいけど、保育園以外の施設でも勤めてみたいなぁ」と思うように。
単純に興味もあったのですが、保育園のローテーション勤務がしんどかったんですよね~。
4番目の配属先、児童発達支援施設
異動希望には「保育園以外で勤めたい」という希望を書き続け、晴れて障害児施設へと異動になりました。
ローテーション勤務が無くなり、身体的にも、家庭との両立の点を考えても楽になりましたね。
ただ支援内容が専門的だったため、1から勉強する必要がありました。
勉強は楽しかったので、全く苦ではありませんでしたが。
この施設には9年間在籍しました。
時間の余裕もあり、仕事内容も楽しかったのですが、自分のキャリアを考えるとそろそろ異動かなぁと思った頃でした。
5番目の配属先、児童館園長
この4月の異動で児童館の園長になりました。
正直、今までの異動はなんとなく「もしかしたらそうなるかも」と想像できたのですが、今回の異動は本当に予想外。
しいて言うなら、過去に「児童館に異動してみたい」と意向調査に書いたことがあったので、それが反映されたのかもしれませんが、まさか所属長で配属になるとは…。
始めての地域子育て支援の部署、しかもプレイヤーとしてではなく、所属長としての配属。
放課後児童クラブの園長も兼任…ということで、今が一番、保育士人生で分からないことだらけの日々です。
というわけで、現在は慣れない事務やリーダー論、児童館や放課後児童クラブに関する勉強の最中!
いろいろなことがあり本当に大変ですが、新たな出会いや発見もあり、面白いなと感じることもあります。
以上、自分目線でお伝えする、公務員保育士「異動」のリアルでした。
公務員保育士として働く上で必ず訪れる「異動」。
「命令は絶対」であり、中には全く希望していない部署に配属になることもあります。
しかし、「職員の意思や事情は全く無視」という感じでもない、というのは何となく伝わりましたか。
私の事例から「公務員保育士の異動」の実情を少しでも知っていただけたら幸いです。
こちらも是非参考にしてください→公務員保育士の「異動」5つの実態
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